化学物質過敏症を根本解決するポイント
洗剤や柔軟剤などの「匂い/成分」がダメになってしまわれている方、ナイロンやポリエステル、ポリウレタンのような「化学繊維」に反応してしまう方、電磁波や金属が苦手という方まで、その実態は多岐にわたります。
ここ数年、さまざまな方のセッションを経験させていただくうちに、化学物質過敏症ヒーリングの難易度を左右するものが見えてきました。
ここでは、
- 化学物質過敏症の考え方
- 化学物質過敏症に対するアプローチ
と交えて、化学物質過敏症を根本解決するためのポイントについて解説いたします。
化学物質は「悪者」ではないという考え方
化学物質過敏症でお悩みの方には受け入れがたい表現かもしれませんが、当オフィスでは化学物質過敏症において「化学物質=悪者」とは考えておりません。
たしかに厳密な意味においては、あらゆる化学物質はカラダにとって何らかの悪影響を及ぼす面はあるでしょう。
しかし、その一方で、老若男女を問わず、大部分の方々にとっては自覚できないくらいその影響は微々たるレベルであることも事実です。
もし、化学物質の毒性が問題の本質であれば、ほとんどの人が化学物質過敏症に悩まされているはずですが、実際はそうではありません。
化学物質が「無害」だという意味ではありません。
化学物質過敏症の本質は、化学物質に含まれる「毒性」ではなく、化学物質に対して過剰な反応を起こすようになってしまっている、心と体の反応だと言いたいわけです。
拒絶反応を解除するヒーリング
そのため、まずはカラダの拒絶反応そのものを解除する必要があります。
当オフィスの感情療法ヒーリングであれば、
- 衣類洗剤
- 柔軟剤
- シャンプー
- ボディソープ
- 洗顔剤
- 排気ガス
- 化学繊維
などに対する拒絶反応を、一種類あたり10~15分程度でリセットできます。
化学物質過敏症を発症してからの期間が長い場合は、複数の反応が関わっていることもあるため、その場合は一つずつ順番に反応をリセットしていきます。
実は、この過程はさほど難しくありません。
種類が多い場合はそれなりの時間を要しますが、きちんと手順を踏めば問題なく化学物質に対するカラダの拒絶反応は解除できます。
拒絶反応のリセットが進むにつれて、ドンドン身体も楽になっていきます。すべての症状が一度のセッションで消えるとは限りませんが、少なくとも軽減することがほとんどです。
「情報」が化学物質過敏症の解決を難しくする
その結果、意図せずして化学物質過敏症に対する「情報」で頭が凝り固まってしまわれているケースが非常に多いです。
すると、
- 化学物質はカラダに悪い!
- 化学物質が不調の原因だ!
- 化学物質を排除せねば!
というように、化学物質に対して強烈な「恐怖心」を抱かれてしまうわけですが、実は、この「恐怖心」こそが化学物質過敏症の解決を難しくしています。
化学物質過敏症は、化学物質に対する心と身体の拒絶反応であるため、化学物質=カラダに悪い=排除すべきものと感じているうちは完治しません。
化学物質過敏症を根本解決するためには、カラダの反応とともに、化学物質に対する「恐怖心」や、その元となる情報に対する「思い込み」をリセットする必要があるのです。
気にならない状態を取り戻す
どんな情報も一つの可能性に過ぎないと冷静に受け止めるか、それが唯一の正解だと考え、他の可能性が見えなくなってしまうか。
思考が固まるとエネルギー状態も固まり、心身の状態も固定化されてしまいます。
「化学物質は悪いもの」という情報に縛られているとき、あなたのエネルギー状態も固定化されてしまい、それが化学物質過敏症という状態を治りづらくしているというわけです。
そうやって、心の状態がニュートラルに戻ってくると「化学物質」というキーワードに対する感じ方が変わります。不思議と気にならなくなるのです。
年単位で苦しんでこられた場合、化学物質に対する思い込みも強固なため、一度のセッションですべてを解決することは難しいですが、
少しずつ思い込みのエネルギーを外していくと、徐々に以前のような化学物質が気にならない状態に戻ってきます。
心身ともに化学物質に対する拒絶反応が解消されたときには、化学物質過敏症も解決しているでしょう。