【症例】化学物質過敏症(柔軟剤・香水)が改善。原因は毒性よりも「心身の拒絶反応」でした

内容:感情療法
対象:40代女性(Kさん)
主訴:化学物質過敏症【香水・柔軟剤・合成洗剤など】
特徴:4ヶ月ほど前からの症状(吐き気、頭痛、のどの詰まりなど)
今回は、柔軟剤や香水の匂いによる「化学物質過敏症」に悩まれていたKさんの症例をご紹介します。
原因は毒性ではなく「心身の拒絶反応」

たしかに、これらの物質は自然界のものではありませんし、人体への悪影響があるかないかでいうと、影響はゼロではないのでしょう。
ただ、一方で、同じ製品を使っていても何の症状も起こさずにいる方も大勢おられますし、化学物質過敏症を発症された方にしても、それまで何十年も問題なく過ごせていた方がほとんどです。
それらの事実から、整体オフィス空流では、化学物質過敏症の本質は化学物質の毒性よりも心身の過剰な拒絶反応にあると考えています。
つまり、(毒性がゼロではないにしても)、多くの人にとって問題が生じないレベルの化学物質に対して、過剰に反応するようになってしまっている自分を、多少の毒物にさらされても大丈夫だった頃のニュートラルな状態に戻せばよいということです。
テレビやインターネットを中心に、
「化学物質は有害だ」
「化学物質は危険だ」
という情報が報じられすぎた結果、化学物質というものに対して強烈にネガティブな思い込みを抱いてしまわれている方が非常に多いです。
思い込みのチカラは実際にカラダに作用するため、化学物質というものを必要以上にネガティブにとらえてしまうと、実際のカラダの症状も治りにくくなってしまいます。
そのため、化学物質過敏症の解決をはかる場合、化学物質に対するネガティブな思い込みの解除が必要となるケースが少なくありません。
筋反射テストの結果

- 洗剤アレルギー
- 柔軟剤アレルギー
の反応がありました。
当オフィスでの「アレルギー」とは<拒絶反応の総称>としての意味であり、医学的なアレルギーとは少し意味合いが異なりますが、洗剤と柔軟剤に拒絶反応を起こしていることは間違いなさそうです。
問題は、なぜこのような反応を起こすようになったのか?当オフィスでは化学物質過敏症の引き金は「ストレス」だと考えています。
これは、ストレス(被害者意識)を感じているときに、カラダがストレスの対象ではなく、洗剤や柔軟剤の匂いに反応した結果、拒絶反応のスイッチが入ってしまうことがあるからです。
ゆえに、セッションでは洗剤/柔軟剤への「拒絶反応」と、その引き金となった「ストレス」をヒーリングで解消しました。
通常のアレルギー症状であれば、これだけで解決することも多いのですが、「化学物質過敏症」というレッテルが貼られたケースにおいては、もう少し問題が複雑になります。
その問題とは<空気の読みすぎ>と化学物質に対する<思い込み>です。
匂いに敏感にならざるをえない

洗剤や柔軟剤などの「匂い」による化学物質過敏症の場合、その根底に“まわりの空気や他人の顔色を読みすぎてしまう”という問題を抱えた方が少なくありません。
空気を読まずには安心して生きていけないという感覚があるため、空気(≒匂い)に敏感にならざるをえないというわけです。
では、今回の女性Kさんは、なぜ空気に敏感にならざるをえなかったのか?
その原因についても筋反射テストで調べてみたところ、
- 人間はみんな悪人だ
- お母さんのために生きなきゃ
などの潜在意識の思い込みが関わっていました。
これらの影響で、常に空気(匂い)を敏感に察知していないと安心できない!となっていたことが、今回の化学物質過敏症のベースにあったようです。
というわけで、これら思い込みのエネルギーもヒーリングによって解消し、空気を読むことへの強迫観念を和らげました。
おそらく今後は、まわりの空気(匂い)に敏感になりすぎてしまうことは減っていくでしょう。
化学物質への「思い込み」を手放す

ここが通常のアレルギー症状との違いであり、最大のポイントです。
思い込みによって思考が固まると、エネルギーも固まるため、カラダも変化しづらくなります。
- 化学物質はカラダに悪い
- 化学物質を取り込むと症状が出る
という強烈な思い込みが化学物質過敏症の状態を固定化し、そこから治らなくする要因となりうるのです。
たしかに、化学物質は人体にとって悪影響を及ぼす部分があるかもしれません。しかし、その一方で老若男女ほとんどの人にとっては、不調をきたすレベルにないことも事実です。
しかし、「化学物質はカラダに悪い」という情報に縛られてしまうと、カラダの反応も固定化されてしまい、<症状悪化→思い込みの強化→さらなる悪化>という負のスパイラルに陥ってしまいます。
化学物質に対して気楽に向き合えるようになるほど、完治に近づきます。
整体オフィス空流では「思い込み」もエネルギーの一種として扱います。
化学物質に対する思い込みもカウンセリングなどでどうにかしようとするのではなく、ヒーリングによってエネルギー状態を整えることで、自然と考え方/感じ方が変わるように後押しいたします。
結果、がんばって「化学物質を受け入れよう」とされなくても、少しずつ自然と気にならなくなっていきます。
施術後の経過(お客様の感想)

今までは道を歩いているときに、すれ違う人の柔軟剤や香水にかなり反応していたのですが、かなり香りがきつい人以外は反応しなくなりました。
通勤で通る地下道も、今まではずっと匂いのことを考えたり息を止めたりしていたのですが、ぼーっと全く関係ないことを考えながら歩けるようになりました。こんなのは、本当に久しぶりです。。
今までは『匂いで気分が悪くなったらどうしよう』という予期不安で朝から気持ち悪くなっていたのですが、その日の朝はとても軽やかな気分でした!正直、何が起こっているのかよく分かりませんが、体調がいいことだけは確かです。」
同じような症状でお悩みの方は、ぜひ一度ご相談くださいませ。















