占いやセラピーとの付き合い方
セッション中、占いやセラピーの話題が出ることがあります。
何も話してないのに、ズバッと悩みを言い当てたり、目に見えない世界のことを雄弁に語られたり、超常めいた能力を持っている人はたしかにいます。
ぼくも信頼できる先生にお世話になることはありますし、自分では気づけない部分に光を当ててもらえる点では助かっています。
その一方、占いやセラピーとの付き合い方には、気をつけていることもあります。
正解は一つではない
占いなどで言われることは、あくまで現時点における、その先生の切り口における解釈であり、絶対的な真実を表しているとは限りません。
そのため、勇気づけられるような言葉はありがたく受け入れ、否定的な見解に対しては「そういった解釈もあるのか」と参考程度にとどめておくように心掛けています。
何事も正解は一つではありません。
悩んでいるとき・メンタルが弱っているときほど、正解が一つしかないように感じますが、正解なんてものは「捉え方」が変われば、いくらでも変わります。
占いは「正解」を教えてもらうものというよりも、選択肢の幅を広げたり、問題解決へのヒントや後押しを得るために利用するものと考えています。
自分の意志が何よりも大切
たとえば、占いで「今の仕事は合っていない」と言われたとします。でも、自分は今の仕事が好きで続けたい…こんなときどうしますか?
占い>自分の意志となっていると、今の仕事は合ってないからダメだと考えてしまうでしょう。
でも、自分の意志>占いであれば、自分に合ってない可能性を考慮した上で、どうすべきか?という選択肢が出てきます。
前者は占いに従属する形になるのに対し、後者は占いを利用する形になっています。
人生のハンドルを握るのは?
占いやセラピーに限らず、整体、ヒーリング、接骨院、病院などは、あなたの人生を決定するものではなく、あなたの人生を後押しするツールの一つに過ぎません。
まず、自分がどうしたいのか?を大切にする。そして、そのために占いやセラピーが役立つのであれば利用してみるというのが主体性のある生き方です。
自分の意志>占いという意識さえ忘れなければ、これらのツールはあなたの人生を豊かにしてくれる存在となるでしょう。