ストレスと身体の不調
主な施術の内容としては、
背骨にある神経根レベルにおける振動周波数の乱れを適切な状態にリセットし、その支配下にある筋肉や内臓の働きを回復させる
という、舌を噛み切りそうなくらい、ややこしい説明になってしまいますが、
要はカラダをコントロールする「神経系」がスムーズに働くようにメンテナンスすれば不調も自然に治るよね?という考え方です。
不調がある部位(=患部)ではなく、その大元を整えることで諸症状の改善を促すという、カイロプラクティックの姿勢はとても新鮮で「これこそが根本療法だ!」と当時は興奮したものです。
ラクにならない人がいるのは何故?
当然といえばそれまでなのですが、同じような不調を抱えている人に対して同じように施術しても、明らかにラクになる人とならない人がおられました。
そんなとき、まわりの先生方を見渡すと、
- 生活習慣が違うから
- 遺伝や体質差によるから
という説明をなされることがほとんどでしたが、この考え方がどうしても腑に落ちませんでした。
それまで元気に過ごしていた方が、ある時点を境に不調に陥り、そこから自然回復できなくなってしまったのであれば、必ず「明確な原因」があると考えていたからです。
それまでのアプローチでは改善しづらい人にもラクになってもらいたい!との想いで試行錯誤を繰り返し、たどり着いた答えは「ストレス」でした。
- 左骨盤の歪み
- 腰方形筋の緊張
- 第4腰神経の乱れ
という表面上の問題が同じであっても、表面からは見ることのできない「心の状態」はクライアントによって千差万別です。そこに注目しました。
つまり、肉体への施術で改善しづらい人は、心の問題(=ストレス)の影響が大きいのではないか?と考えたわけです。
はじめの頃は、カラダへの施術に加えて、タッピングによって溜まっているストレス(怒りや不満など)のエネルギーを解消する方法をとっていました。
すると、それまでどんなにカラダへの施術を重ねても改善しなかった方の中にもドンドン楽になっていく人たちが出てきたのです。
眼前で結果を見るたびに、自分の中の「仮説」に対する確信が増してゆき、どっぷりストレス療法の研究にハマっていきました。
症状発生のメカニズム
「ストレス」という感情的な滞りが生じるごとに、カラダを取り巻くエネルギーが乱れます。
一時的であれば問題ありませんが、ストレス状態が長く続くと、内臓の働きが低下したり、筋肉が疲れやすくなり、身体の不調につながるという考え方です。
つまり、<慢性症状を根本から解消するためには、ストレスによるエネルギーの乱れを解消することである>というのが一つの答えだと考えています。
山登りのルートが無数にあるように、カラダの不調を解消するための道筋も無数にあるでしょう。
ただ、現時点ではストレス療法によるアプローチが最も効率のよい方法だと感じているため、整体オフィス空流ではメインの施術に据えています。
他にも良い方法があれば、ドンドン取り入れるつもりではありますが、おそらく「心」への施術がゼロになることはないでしょう。心と体は切り離して考えられるものではないからです。